最近、30才半ば位の方に多いのですが、白髪が少しでてきて気になるのでどうしたら良いですかという質問を良くお聞きします。白髪染めに変えなきゃダメかな、今までと同じカラーの色では白髪は染まらないよね、でもあまり暗くしたくないしという問いかけが多いです。確かに少し前までは白髪染めの色味は種類が少なく暗めのアイテムが多かったです。これは何故かというと、名前の通り白髪をしっかり染めるアイテム=色味や明るさよりとにかく白髪を隠し、黒髪と白髪の染まり上がりの差がない仕上がりを目指したアイテムでした。決してこのアイテムが悪いものではなく、もちろん今でも需要はたくさんあります。一般的に白髪染めというと、このような薬液のイメージをもたれている方が多いのかなと思います。質問を頂いている世代の方にはこのアイテムだと暗くなりすぎ拒絶されてしまうと思います。 ファッションカラーと白髪染めの薬液はとても詳しい説明になると確かに違う薬液ですが、お客様がどちらの薬液を選択するということは考えられなくても大丈夫です。なぜかといいますと、2つの薬液をまぜて対応することもたくさんあるからです。そして最近はまぜて作らなくても両アイテムの中間の薬液、ファッショングレイという薬剤も発売されています。
なるべく今の髪の色、明るさを変えずに白髪をカバーできる調合を考えて施術させて頂きます。髪質、白髪の本数によって対応できる明るさ色味の幅に違いはありますが、白髪がでてきたから暗くしかできないという事はなく、ヘアカラーをこれからも楽しんで頂けると思います。