昨年位から美容界で画期的なトリートメントとして電子トリートメントという物が出てきました。一部雑誌にも取り上げられ、有名芸能人もやられた方がいてひそかにブームになりつつありました。
とても艶がでる、髪が落ち着くという高評価から、バサバサになって髪を切る事になったという悪評価まで評価は賛否両論のようです。髪をシリコンでコーティングしてるだけとかシリコンは一切使っておらず髪の内部で核融合を起こし髪そのものを生き返らせるなど見解も様々なようです。いったいどうゆうものなのか・・・・・・
まずシリコンを使っているいないという部分で、シリコンとは髪に膜をはったりやわらかくしたりと優れた点があります。しかし本来髪の毛には存在していない成分なのでそこに疑問点をもつ方がいたり、髪にはいいが頭皮、体には悪いという見解もあるようです。強くコーティングしすぎると空気とふれあわない、乾燥しないから髪の毛の中の油分、水分の循環がなくなりコーティングがとれたらものすごく傷んだ状態になっているのではなど。確かに必要な成分だが
その使いかたなどによって良い、悪いの判断基準がわかれるようです。
シリコンについての個人的な見解は非常に難しいのですが、髪を守ったり、質感の向上の為に髪の毛(頭皮は除く)には最低限必要かなと考えています。現に市販のシャンプー、トリートメントで売れ筋の商品にはたくさん使われており(個人的には地肌には良くないと思います)皆様も普段知らないうちに実はシリコンのおかげで髪がサラサラになっているケースがあるのです。STILLでは本当に必要最小限の化学成分しかはいっていない天然の植物性成分のシャンプー、トリートメントも取り扱っています。地肌、髪に対して非常に良く髪の根本から改善してくれるからです。ただ市販のシリコンがたくさん入っているシャンプー、トリートメントを使っている方がこちらの商品に変えるとはじめ少しパサツキます。これはシリコンコーティングが剥がれていくからです。その後使い続けて頂ければ天然の植物成分でもかなり良い状態になるのですがやはり少し時間がかかります。漢方みたいな感じですかね。ですので抗生物質のように即効性があるシリコンが入った市販品に戻ってしまう方もいます。やはり成分どうこうより仕上がり重視が求められているのだと感じています。ですので必ずしも悪いとは考えていませんが実はシリコンも大きく2種類に分けられます。化学的な石油系のシリコン(ジメチコン等)と自然の鉱物からのケイ素です。石油系は水に溶けません。ケイ素は水に溶け、とけると皆様よくご存じのミネラルウォーターとなります。このケイ素(Siシリコン)をミネラルと考えるかシリコンととらえるかは微妙ですが。ただこの2種の違いを美容師側が理解して石油系でも適材適所で正しく使用すればとても良い成分になると考えています。
電子トリートメントもまずケイ素がミネラルかシリコンどちらととらえるかが難しいですね。ただどちらにしても普段使われているという点でとんでもなく悪いものではなさそうです。他の電子トリートメントの成分はアルカリ剤、酵素、カルシウム、油分などと特別かわった物はなさそうですが今噂で珪酸ソーダがはいっているのではとよくいわれています。珪酸ソーダとは水飴状のガラスで水ガラスとも呼ばれています。元々は防火材などに使われている物で本来、融点が600°近くあります。これで髪をコーティングすることによりものすごくすばらしい艶がでるというのです。珪素による水ガラスコーティング、手触りが悪い所をうめ、艶のない所をうめる。コーティングがはがれたらリバウンドで痛むのは仕方ないのでやり続ける。このように書くと悪い物みたいですが、シリコン(ジメチコン)が入っている、シャンプー、トリートメントなどの超強力タイプと考えてしまえば艶、手触りがすごいのなら良いのではとの見解もできます。
しかしひとつ問題点があります。それは珪酸ソーダ(水ガラス)の融点がとても高いという点です。髪に600度などという高熱を与えると一瞬で溶けます。ですのでそこまでは高温ではありませんが、美容界での髪に与える常識的な温度より高温な熱のアイロンでプレスしていくようです。アイロンを使わない方法もあるみたいですがその場合はドライヤーで処理するようです。いずれにしろ普段、私共が施術しているよりも高温な熱が必要になるようなのです。
STILLではシリコンやコーティングなどの不明点より、この熱の方がひっかかり電子トリートメントは取り扱わないことにしています。髪の毛は160度以上の熱で内部のタンパク質が炭化してしまいます。卵で目玉焼きをつくったとき元々は水っぽいタンパク質が熱によりこげてパリパリ固まった状態です。このトリートメントは160度より高い熱が加えられているのでは、水ガラスを安定させるにはその熱が必要なのではと考えられています。熱を加え表面を整え良い仕上がりを完成させるようです。ただ髪の中のタンパク質は熱により炭化してしまいます。生卵も一度目玉焼きにするため熱を加えると二度と生卵にはもどりません。髪のタンパク質もこれと似ていて二度と元には戻りません。
髪内部のタンパク質が変性してしまうので、パーマ、カラーなどの薬剤が反応しにくくなります。この部分が後々、スタイルチェンジに影響しそうなので良い、悪いの判断は別として使用しない事にしております。
ここ最近、男女を問わずお客様からすごく髪が抜けるんだけど大丈夫? など脱毛に対しての相談を良く伺います。時期的な関係?栄養不足?ストレス?など心配されている方が数多くいらっしゃるようです。
元々、体毛は体を守る為にあると言われますので日差しが弱くなったり涼しくなったりという点で体自身が調整しているのではとか動物などの夏毛、冬毛の抜け代わりの名残ではなど色々面白いような興味深いような
意見等様々ですが、美容師側のとらえ方として多い考え方をお伝えさせて頂きます。
まずはじめに、日本人の髪の毛はもちろん個人差はありますが約10万本程度といわれています。発毛期、成長期、移行期、休止期、脱毛期のヘアサイクルを通して、生えて伸びて抜けるのが髪の毛の人生です。
男性で1クール4年、女性で五年と言われています。 100,000本÷1,825日(五年)=54.7・・・・ 計算によると一日約55本は自然に抜けていることになります。一般的に1日100本近くは自然脱毛で問題ないといわれています。サイクルを経て抜けるべくして抜けた太めで長い毛の脱毛はそんなに問題はありませんが、細くて短いような毛が抜けるのはヘアサイクルの乱れで成長するべき仮定で抜けてしまっていると考えられるのであまり良い傾向ではありません。このことをふまえた上で季節の関係です。
夏は一年を通して一番汗をかきやすい季節だと思います。そして日差しも強い日が多いです。汗の成分の中の水分は日光で蒸発してしまいます。そうするとおわかりだと思いますが汗の中の成分の塩分が残ります。
(以前奄美大島にいった時に夏でもからっとしていていいですねといった事がありました。すると地元の方は、でも腕とか塩ふきますよと言われていました。)
塩分は皮脂を固めやすい性質があります。夏の頭皮には、かたく固まりやすい皮脂が残りやすい時期になりこのことから栄養がスムーズに毛根等にいきわたりにくくなってしまいます。
そして暑い季節ですがクーラー等でかなり体が冷えたり、冷たい飲み物をたくさんとる事で内臓も冷やされ、実は体の外も中も冷やされた状態が多いのです。このことで血行が悪くなりこちらもうまく栄養がいきわたりにくい状況を引き起こしてしまいます。 このような影響で徐々に栄養分が妨げられてしまい夏が終わった1~2ヶ月後の秋から冬に髪が抜けやすくなるといわれています。
この事から夏場のお手入れがやはり重要ですね。汗をかいたらこまめに拭いたり、頭皮を清潔にする事を心がけたいです。
そしてこの時期たくさん抜けてしまった方も上記の点からやはり秋だからかという事も一理あるということでひとまず安心。ですが抜けた後、もう一度発毛期からの正常な髪のサイクルをうまく発生させなければいけませんよね。
ですのでやはり髪の毛にはもちろん地肌に良いシャンプーを使用して頂きたいです。月に1度の美容室でのヘッドマッサージももちろん良いですが、毎日使うものですので非常に重要になってくると思います。
そしてやはり食事をバランス良くですね。トニックや育毛剤などで栄養を与えたり血行を促進させてあげるのも有効だと思います。
おかげさまで1周年を迎える事ができ、本当にささやかですがヘアケアアイテムのサンプル品をお渡しさせて頂いております。こちらはなくなり次第終了させて頂きますのでよろしくお願いします。
お渡しさせて頂いた商品の内容を簡単に説明させてもらいます。今回はシャンプーとトリートメントを3タイプからお客様にあうものを差し上げております。こちらの商品はSTILLで一押しのアイテム
で、市販の商品に比べお値段は高めですが髪、地肌に対してすばらしい成分を使用しており自然派で体にもやさしく安心して使って頂ける商品です。
シャンプー1G 髪にはりを与えながら空気感がありサラサラな軽い仕上がりになります。地肌に対してもやさしい成分で構成されているので安心して使用していただけます。
シルクエキスに含まれる保湿性に優れたセリシン、セリンなどの天然プロテイン、アミノ酸の働きでしなやかでサラサラした質感が得られます。
グレープフルーツエキスやバラ科植物のサンサシのエキスの働きによりビタミンA,C,P等の補給で保湿しながら髪のキューティクルをひきしめてくれます。
果実成分のグレープフルーツエキス、サンサシエキス、タイソウエキス、リンゴエキス、レモン果汁、ライム果汁などが頭皮にも栄養を与えてくれます。
シャンプー1M ベジタブルプロテインと数種類のハーブの力で髪と頭皮を清潔にして栄養を与え髪にハリコシを与え弾力のある仕上がりなります。
アロエベラ汁が地肌に対して非常に有効でフケ、カユミの防止や育毛、発毛の効果も認められています。植物エキスのヒノキチオール
センブリエキス、イチョウ、ユーカリ、セイヨウハッカ、ローズマリーなどの作用により末梢血管の運動を高め血行を促進して毛母細胞の
活性化を促進します。天然ペパーミントの働きでスッとしたさわやか感が感じられます。アルコールなどを使ったトニックシャンプーのように
油分をとりすぎたり、揮発性が強い為におこる過度な乾燥にもつながらず安心してご使用頂けます。
トリートメント2G 今回は広がりやすい方も乾かす前に他のスタイリング剤を使用するケースが多いとおもいましたので勝手ながら重く仕上がりすぎないようこちらのタイプを選ばせていただきました。
トリーオメントも植物性で地肌にも刺激が少なく安心してご利用いただけると思います。アボガド油の働きで柔軟な仕上がりが得られます。シアの種子から抽出したシア脂が
紫外線から頭皮、髪を守ります。シャンプー1Gに含まれる植物エキスが髪に栄養を与えしなやかでサラサラな仕上がりになります。天然の製品ですので地肌につけても安心です。
早いもので、STILLが一周年を迎える事ができました。これはいつもSTILLをご利用して頂いている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。これからももっとお客様に安心して頂き、満足感が得てもらえるよう、さらなる努力を怠らず切磋琢磨していていきます。これからもスタッフ一同がんばっていきますので、今後もSTILLをよろしくお願いします。
髪の毛の断面を海苔巻状に考えてみてください。
のり=キューティクル ご飯=内部成分 具=髪の芯
サロンで行う3stepのトリートメントは数多く発売されていますが、今回は5工程のシステムトリートメントがデビューしました。
たくさんつければ良いという訳ではありませんが、こちらは理論もしっかりしていて効果もとても期待出来ます。
サロントリートメントで艶感、手触りなどの効果を数週間持続するためには、アルコールを使用するケースがほとんどでした。
アルコールは揮発性が高く、必要な反応がえられたら施術内で空気中にとばしてしまい髪内部に残留しないようにこころがけています。しかし髪質によっては繰り返し施術していくと蓄積された残留アルコールの為だと思うのですが、トリートメントをしたのにしばらくたつと髪が乾燥してパサパサするようなリバウンドにつながるケースがたまにありました。ヘアカラーの褪色も早くなるケースもたまに・・・。くせ毛の方がその傾向が強かったような気がします。もう少し調べてみます。
もちろんサロンでトリートメントをするのですから施術後の違い、持続力があきらかに分からないようなアイテムはお客様の支持を得られませんし、もちろん美容師側も魅力を感じにくいのが本音です。その為に必要最小限のアルコールやコーティング剤等はもちろん必要だと思います。ただあまりに即効性や潤いを求めるあまり仕方なくだとは思いますが、シリコン等のコーティング剤の配合量が増え、髪表面のコーティング重視になってきてるような傾向なのかなと感じていました。
しかしこのようなトリートメントも、もちろん必要ですし、お客様の評判も良いのでなくすわけではありません。
今回新たに導入したトリートメントは上記のような乾燥や手触りに対して表面コーティング重視的な考え方のトリートメントとは少し違い、潤いや艶感、手触り感の向上は髪内部から順番に表面まで補修しましょうという理論です。髪内部に必要な栄養分が補充される事により、潤いはもちろん髪がしっかりするのでおさまりが非常によくなります。表面コーティングだけではなく、内部補修で乾燥を回復します。ダメージによって空洞化した毛髪内部に栄養分がつまるため光の乱反射を抑えきれいで自然な艶感を表現できます。コーティング系独特のギトギトして重い感じではありません。髪が潤いしっかりしてまとまりのある素髪が得られると思います。 髪の中心部、内部、キューティクルと層を重ね補修することで持続力もあります。このような事から今までの3Stepだった施術から5Stepへの違いが必要だったようです。
11月 4(火)
11(火)
17(月) 18(火) 連休
25(火)
お休みとさせて頂きます。よろしくお願いします。